+++ iNTERNET magazine 2003.09 +++
text:長野弘子
「住基ネット」はどんなものかおさらいしてみよう。
全国規模の住民票のデータベース
現在の市区町村にある住民票システムは戦後に作られたものです。基盤となる住民基本台帳には16の情報が記載され、選挙や国民保険、国民年金などのさまざまな場面で利用されています。この住民票のシステムは、99年までにはほぼ全国の市区町村で電算化が進みました。そこで使われるデジタルデータはあくまで市区町村内のみでやりとりされ、スタンドアローンなシステム上にあったのです。
一方、政府は、住民に対するサービスの向上、手続きの簡素化、国・地方の行政改革を行うという目的で、各市区町村で独立していた住民票システムをすべてつなげる計画をたてました。それが『住基ネット』(住民基本台帳ネットワーク)というわけです。
「住民票の写しがいらない」がうたい文句
では一体、この住基ネットで実際にはどんなことができるのでしょうか?
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『インターネットマガジン』9月号で、住基ネットに関して6ページの記事を書きました。最初のほうは、住基カードの仕組み、それと公的個人認証システムのつながりをよく理解していなかったので、プライバシー/セキュリティの専門家であるGosuke Takamaさんにはお世話になりました。編集のNSDXさんには、分かりにくい原稿でちょっと迷惑をかけてしまったけど、総務省の話を聞いたりと、なかなか面白い取材でした。