September 02, 2001

「Java 2」の登場でいよいよJava本格化の兆し

[ ASCII ]

文:長野弘子
掲載媒体:週刊アスキー

Java Business Expo会場レポート
会期:12月8日〜12月10日
会場:New York, Jacob K. Javits Convention Center

 約250社の企業を集めたJavaの展示会「Java Business Expo」が、ニューヨークで12月8日から10日まで開催された。約2万人が最新テクノロジーを体験しに会場を訪れ、基調講演では「Java 2」や新たなJavaライセンスモデルが発表されるなど、4歳の誕生日を迎えようとするJavaがいよいよ実用段階に到達したという期待を感じさせるものとなった。

●新ライセンスモデルでJavaが大きく変わる
 8日夜のSun主催によるイベントでは、JDK 1.2から改名された「Java 2」の正式発表が行われた。セキュリティ、速度面が大きく改良されたJava 2は、デベロッパー間では「通常の約5分の1の時間でプログラムが書ける」という評判のよさ。また、新たなライセンスモデルも明らかにされた。これは、JavaソースコードをSunサイトから無料でダウンロードし、それらのコードを自由に修正することができるというもの。しかし、Javaをバイナリで製品化する場合には、Java互換性テストを通過し、Sunにロイヤルティを支払う必要がある。

●「Jini」に期待するMcNealy CEO
 9日の基調講演では、SunのScott McNealy CEOがJavaベースのソフトウエア技術「Jini」のデモを行なった。これは、必要な情報をネットワークから自動的に取ってくる「エージェント」をデジカメなどのデバイスに組み込むことで、デバイスドライバがないPC上でもネットワークにつながっていれば、そのデバイスを動作させることができるという技術。ホームネットワークでもJiniは使用できるとし、同氏はTVから家電製品を操作するデモを行なった。Jiniの正式発表は来年の1月25日の予定。

●会場ではいたる所に「Java」
 会場では多くの企業が最新の企業向けJavaアプリケーションを紹介していたが、Sunのブースでは一風変わった様々なJava家電を展示していた。人気を集めていたのが、小型デバイス用JavaOSの「PersonalJava」を搭載したAlcatelの「Internet screenphone」、Javaアプレットの走るスマートカード「JavaCard」など。また、すっかり忘れ去られていた感のあるJavaStationだが、隠れた所で活躍していた。クレジットカードの支払いなどができる「NC Kiosk」の中には、何とJava Stationが入っていた。高価なATMマシンと同様の機能を持つこの安価なキオスクを、Sunは銀行に売り込む予定。また、Java用のチップ「picoJava」は、NEC、富士通などの大手各社が生産を決定している。picoJava搭載電話を使える日も近いかもしれない(1998年12月号)


Posted by hiroko at September 2, 2001 03:23 AM
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