September 02, 2001

WYNTON MARSALISのワークショップ

[ Jazz ]

 JAZZ88で、非常に興味深いプログラムをやっていた。WYNTON MARSALISがホストで、ジャズの現状と問題点、現代のジャズミュージシャンとオールドスクールとの比較などをワークショップ形式で語っていた。R. KELLYの曲「BUMPIN'GROUND」と「STELLA BY STARLIGHT」を比較して、それが現代のミュージシャンにどう影響を与えているかとか、今のジャムセッションはミュージシャン同志のインタラクションが欠けているとか、ジャズは死んだというがそれは真実かどうかなど。彼は、R. KELLYの曲に代表される今のR&Bはメロディラインが単純なので、若手のミュージシャンのインプロにそれが表れていると語った。

 メディアにおけるジャズの軽視についても言及していた。コルトレーンの1965年以降の曲は、ほとんどオンエアされていないといった状況で、人々はどんどんジャズから離れていっている。ミュージシャンのパフォーマンスについても、現代のロックミュージシャンや、ヒップホップミュージシャン達は、ビジュアル的に見せる内容のステージを展開しているので、ジャズミュージシャン達のパフォーマンスは退屈に感じるだろうと言っていた。音楽も複雑過ぎて、ポップスとして聴くには重すぎる。若いミュージシャンは、リズムがないと駄目だというし、オールドスクールのミュージシャンは、スイングで昔の人は踊れたのに、今はもう踊れなくなったと言う。

 40年代以降は、バードもトレーンももうポップじゃなかったので、バードランドに行く黒人達はマイノリティだったと、あるオールドスクールのミュージシャンは語った。ラジオに出ていたある若いミュージシャンは、ジャズは死んだという。しかし、彼はジャズが好きでジャズをプレイしている。それは、死んだ事にならないのではないか?その他にも、アートブレイキーはアフロキューバンのリズムを取り入れ、ジョー・ジョーンズはハイハットをタイムキーピングに使い始めたなどについて語っていた。(1996年4月1日)

Posted by hiroko at September 2, 2001 04:53 AM
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