September 13, 2003

Richard Fornoの新刊

Weapons of Mass Delusion

ちなみに、彼の専門分野であるコンピュータ
セキュリティとは関係のない本で、911テロ
以降のアメリカ文化の考察だそうです。


He concludes that the national emergency facing America today isn't terrorism or rogue nations, but the daily illusions and mass delusions that make up what passes for reality in American society - in other words, the real danger facing America is what we're allowing ourselves to become.


Posted by hiroko at September 13, 2003 06:42 PM | TrackBack
Comments

Richard Fornoが最近書いた「High-Tech Heroin」という1文がDave FarberのInteresting People MLに昨日流れていました。
http://www.interesting-people.org/archives/interesting-people/

内容は以下のような感じでした:
コンピューター、PDA、インターネット接続が普及するにしたがって仕事も娯楽もテクノロジー依存が高まってきているため、精神的にもそれらから切り離すことができなくなってきている。人々はヘロイン中毒と同様の状態にあり、問題のある製品やサービスであってもみんなお金を払い続ける。利益優先の大企業はドラッグディーラのようなものだが、問題をoversightするべき政府もその仕事をカルテルのようなMPAAやRIAAなど業界団体にアウトソースしているので、業界の好きなように話が進む。
ドストエフスキーが"in the end they will lay their freedom at our feet and say to us, 'Make us your slaves, but feed us.'"と書いていたのは、このことの予言だ。

Posted by: gt at September 14, 2003 02:13 PM

おおー、そういう内容だったのですね。確かに一部当たっている部分もあります。わたしもMacの調子がおかしくて仕事できなくなってイライラしたことよくありますし、マシンに振り回される割合も高くなってますよね。

いまボードリヤールの「消費社会の神話と構造」を読んでいます。技術に特定はしていないのですが、生産と消費についての問題提起をしています。

「必要な過剰設備投資やガソリンの追加消費や交通事故にあった人々の治療費などは、帳簿上はすべて消費として記録され、国民総生産と諸統計に組み込まれて、経済成長と富の指数となる」

経済成長や発展の悪循環のなかで、次々と吐き出される新製品という記号を身に付けることで、人々は安心する。それは、個人の欲求というよりも、社会的にプログラミングされたものであり、個人の生活がそれで本当に豊かになったのかは疑問だということですね。でも私もデジカメとかPowerBookとか新しい製品見ると欲しくなっちゃいます。テクノロジー依存症?

Posted by: hiroberg at September 18, 2003 02:42 PM

おおー、ボードリヤールですか! わたしは「シミュレーションとシミュラクル」以来ごぶさたしてしまってますね。

ずっと経済学みたいなものとは距離を置いてたのですが、最近つらつらと感じているのが、今の全部まとめた数字に置き換えるだけの経済活動評価の方法って何か大きな見落としがあるのじゃないかということです。「Googleのサイトのランキング手法はリンクの数を反映させるものだ」という話から思いついて、経済活動を人と人との間の相互リンクのネットワークとしてそこを通るトラフィックとして見れるんじゃないかなと思ったりしてるんですが、まだ自分できれいにまとめられていないのね。ちょと勉強しなきゃ。

ところで電気製品の価格を決めるときの経験則があるのですが、それは「部品原価を売値の1/6に抑える」というものです。これが製品がビジネスとして成り立つのに必要な原価比率で、これを超えると段々利益を圧迫して、1/3になると経費も圧迫して自転車操業になり、1/2になると借金しか残らない一輪車操業になります(左右だけでなく前後にも倒れるという....)。さらに部品もある程度の製品なので、その材料原価はその1/3以下でしょう。ということは、製品売値の1/15です。

ここでハタと気が付くのですが、もしいわゆる先進国の経済がこの経験則の上でほとんど成り立っているとすると、ものの売値の14/15は先進国内での経済活動であって、その大部分はパッケージと流通とそれをくるむ記号化なのかもしれない。で、原料産出国の経済というのはこの1/15の中で動いているだけになっているかもしれない。

Posted by: gt at September 18, 2003 10:52 PM

ほげ。ボーっとしてて、いつの間にか1/5x1/3の計算してました。1/6x1/3=1/18ですね。じっさいは原材料のままの取引と部品となってからの取引が混じるからそんなにきっちりした数字になるわけでもないはずですが。

Posted by: gt at September 18, 2003 11:05 PM

「シミュレーションとシミュラクル」、今度読んでみます。自転車操業、さらに一輪車操業への悪循環は恐いですね。ほとんどは先進国内での経済活動であって、原料産出国の経済が1/18のなかで動いているというのは、物価がそれだけ違うから回っていけるのかもしれません。

中国の元の切り上げをめぐり、米国で議論が起きていますが、結局、元が上がると米国企業が困るので、米企業のトップは反対していると聞きました。

Posted by: hiroberg at September 19, 2003 01:10 PM
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