September 21, 2001

'98 Fall Internet Worldレポート

OracleのLarry Ellison会長、iMacがクラッシュしている間もMSを批判


 OracleのLarry Ellison会長は10月7日、Internet World初日の基調講演で、ステージに設置されたiMacを使用して同社の最新製品である「Oracle 8i」のデモを行なった。同氏はまた、現在コンピューティング業界はMicrosoftを中心としたクライアント/サーバ環境からインターネットを中心とした「インターネット・コンピューティング環境」に移行しつつあり、「未来はMicrosoftではなくインターネットにある」と宣言した。
 Ellison会長は「クライアント/サーバ環境は、ネットワーク範囲が狭くスケーラビリティに欠けるうえ、高速接続を要求する。また、インストールや管理に莫大な時間とコストがかかるなど、複雑で非効率だ。しかし、ひとつのブラウザがあればどこからでもアクセスできるインターネット技術を使用すれば、容易に広範囲のネットワークが構築でき、管理コストの削減にもつながる」と語った。


 同氏は、ウェブサーバが統合された最初のデータベースであるOracle 8iが、新たなコンピューティング環境の主役になると期待している。Oracle 8iは、インターネットでのビジネス間のデータ・シェアリングなどを簡単に行なうために設計されており、「どのJavaプログラムにも対応し、1万人のJavaユーザーをサポートしている」という。また、幅広いファイル・タイプに対応するドラッグ&ドロップ機能もついており、Oracle 8iのデータをモバイル機器に移動して、移動したデータをオフライン処理することもできる。
 Ellison会長は、9月14日にニューヨークで行なわれたOracle 8iの製品発表の際にも、iMacを使用してデモを行なった。同社国際マーケティング部門のMark Jarvis上級副社長は、iMacを使用する理由として「iMacは高性能で低価格なうえ、インターネットに最適化されたマシンだ。Javaで書かれた世界初のインターネット・データベースのデモは、インターネットに最適化されたマシンで行なうのがふさわしい」と語った。

 しかし、Ellison会長が基調講演でデモを行なった際、途中でiMacがクラッシュするというハプニングも起こった。同氏は「PCを使うのは大嫌いだが」と言いながらも、最後にはPCを使用してデモを行なった。しかし、iMacがクラッシュしている間も同氏は「クライアント/サーバ環境は非効率性である」と繰り返し、インターネット技術を使用したビジネスモデルに移行すべきだと主張した。NCをインターネット・コンピューティングという言葉にうまく置き換えたEllison会長は、最後に「我々のデータベースは、すべてのトップサイトで使用されている。我々がインターネットの基盤を築いたのだ」と語った。
('98/10/07)
[Reported by HIROKO NAGANO]

Posted by hiroko at September 21, 2001 01:50 PM | TrackBack
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