September 21, 2001

TIME TO KILL

[ Films ]

 『Time To Kill』は、その豊かなアメリカの顔と最も矛盾する人種差別というもう一つのアメリカの顔を描いていた。あの時代設定が、今現在というのには驚いた。人々は皆違っていて当り前だが、ある特定のグループが、他のグループの人々をその個性を無視して差別するというのはどういうことだろうか。

 『Time To Kill』は、何とチケットがソールドアウトで3回も映画館を変えた。すごい人気だ。人種差別という重い内容のテーマにもかかわらず、多くの人がこの映画を観ているということは、この国では一応人権意識が高いということだろうか。でも、映画が終わって映画館を出る人達が、「It wasn't so bad.」とか「It was long? But not so boring, right?」とか笑いながら話しているのを聞いて、「ああ、この人たちはこんなテーマの映画でも、娯楽として観ているんだ」と愕然とした。

 「結局、誰がこの状況を変えれるんだ」という漠然とした諦めが黒人達の間には流れている。また白人達は、肝心のメッセージ的なシーンはあまり熱心に観てはいない。所詮は人ごとなのだ。最後に監督は、子供の時から白人と黒人をコミュニケートさせることが一番の解決策だと示していた。このメッセージを何人の人が真剣に受け取って実践しようと思っただろうか。

Posted by hiroko at September 21, 2001 05:03 PM | TrackBack
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