フィルム・フォーラムでは、1996年8月30日から「LSDウィーク」と題して1960年代後半から1970年にかけてのドラッグ・ムービーを、合計10本上映した。初日、Jack Nicholson脚本、Roger Corman監督の『The Trip』と、Richard Rush監督の『PSYCH-OUT』の上映があった。
『PSYCH-OUT』は1967年の作品で、耳の聞こえない女の子Jenny(Susan Strasberg)が兄を探してHaight-Ashburyにやってきていろんな体験をするというもの。設定はチープだったが、作者の訴えたいことには同感した。ヒッピー達の「ラブ&ピース」的な思想自体は素晴しい。でも、そうやって自分達の家族やコミュニティを離れてコミューンにやってきた子供達の多くは、ドラッグをやって非生産的な生活をし、最後には廃人同様になってしまう。それは、決していいことではないと、監督は言いたかったのだろう。
主役の男3人組のうちの黒人は、Blaxploitationの映画『THE MACK』の主役の俳優だった。