「女子学生は、現在の自分の生活水準を保障してくれる男を探し、男子学生はユートピア的場所となる女を探す。しかし、そんな理想の相手はどこにもいない」「晩婚化」は、優雅な生活を求める故にではなく、夢の実現が不可能であるから起こった。ふつうの学者や評論家たちの見えないところで、この国は、いちばん底から壊れはじめているのである。
なぜ、晩婚が国を滅ぼすのか分からない。先進国の多くでは一緒に住んでいても結婚しない人たちが大勢いる。それに、お金持ちと結婚したいと思う女性たちも、実は日本よりも他国のほうが多いのではないだろうか。
NYに住んでいたとき、友人の中国人の女性が「男性と出会ったときには、まず職業を聞いて、医者か弁護士としかつき合わない。自分でも悪いと思っているけど、お金持ってない人には興味が湧かない」と言っていた。すごくショックだったのを覚えている。それから彼女とは疎遠になってしまった。
またあるとき、南部から来たアメリカ人の女性から「女の幸せは結婚にあるのよ」と言われた。南部の価値観は、時代は変わったとはいえ、いまもその一部は脈々と受け継がれている。
結婚したくてもできない、また、パートナーがいるのに結婚しないといった女性は、別に日本だけではなく世界中にいると思う。だから、結婚しない人が増えると国が滅びる危険性があるのはなぜなのか、全然分からない。
Posted by hiroko at December 19, 2003 11:20 AM | TrackBackこの書評「この国は、いちばん底から壊れはじめているのである。」と断定的な上に「ふつうの学者や評論家たちの見えないところで、...」てアカデミックにはすべて解ってるんだみたいなところが気に障りました。
こういうこと書くのはいつも男ばかり。まるで男が国をすべて背負ってるとでも言いたげです。でも書評の冒頭で「...あまりのショッキングな内容に、茫然(ぼうぜん)自失する他ないだろう。 」と書いてしまうあたりが、この人自身が茫然としたのを白状しているみたいで情けない。それって世間知らずっていうことなだけでしょう。著作はたくさんある人なのにね。
国を滅ぼすというなら、世間知らずな学者や評論家たちと彼らに意見を求めるこれまた世間知らずな官僚たちが国の方向性を決めようとしてることです。しかもこれも男ばかり。政治を見ても、まるでなわばり争いに明け暮れているだけみたいです。
10年くらい前だけど、LAの知人の家でTimothy Learyに会ったときに「ロシアの議会の顔ぶれをテレビで見たが男ばかりだ。Men Men Men Men Men。これで何が良くなるんだ?」と云っていたのを思い出しました。Tim Learyにはわかっていたんでしょう。