May 28, 2004

ローズリー・ゴールドバーグ氏:パフォーマンスアートの講演会

[ Art ]

 今日は、アート歴史研究者のローズリー・ゴールドバーグ氏の講演会が東京芸大で開催されました。ローズリー氏は、1970年代後半、ニューヨークに開設された世界初のパフォーマンス専門のギャラリー「The Kitchen」の初代キュレターということで、これは行かなければいけないと思い、道に迷いながらもホームレスのテントに囲まれた上野公園を抜け、なんとかたどり着きました。

 着くと講義室のなかは学生その他の人々でいっぱいで座れるどころではなく、立って講演を聴くはめに。それでも、日本ではなかなか知ることのできないリアルなパフォーマンスアートの歴史と現在の姿を聴くことができ、行った価値がありました。とくに、アブラモビッチの展覧会が日本で開催されていることもあり、パフォーマンスアートに注目している人も多かったのかもしれません。

 ローズリー氏の通訳をしていた渡辺しんやさんと知り合い、今週日曜日に彼が企画している「アンチ万博プロジェクト」に関してのお話をうかがうことになりました。また、前に座っていたコスプレイヤーのさん、漫画家のさん、イベンターで芸大大学院生&REALTOKYOライターの田口さん、ベルリンに住んでいた大森さん、ことのさんに出会い、6人で講演会のあと飲みに行きました。初対面にも関わらず、異様な盛り上がりを見せてしまい、さっそく6人のメーリングリストを立ち上げました。テーマは、コスプレ、フェミニズム、アート、etcですので興味のある方はぜひ参加してください。

ベネチア・ビエンナーレの「オタク館」、村上隆さんのサトエリを使ったフィギュア実写といい、日本のパフォーマンスアートはどこへ向かうのでしょうか!?

ローズリー氏講演会のアジェンダは以下↓

美術学部特別講演会 
『身体へ浸透する美術:
パフォーマンス アートの30年ニューヨークの視座から』

日時:平成16年5月28日(金)18時00分〜20時00分
会場:美術学部中央棟第1講義室 入場無料(同時通訳付き)
運営:先端芸術表現科木幡和枝研究室

講演者:ローズリー・ゴールドバーグ
ニューヨーク大学(NYU)ビジュアル・アーツ・アドミニストレーション教授
パフォーミングアートNGO 2005年ニュー ヨーク・パフォーミング・アート・ビエンナーレ代表
パフォーミング アート歴史研究者

講演内容:
1970年代後半、ニューヨークに開設された世界初のパフォーマンス専門のギャラ
リーThe Kitchenの初代キュレター。70年代に新展開を迎えた現代美術の中で身体
への関心が大きくなる中で、コンセプチュアル アーティスト からインスタレーシ
ョン アーティスト、ダンサー、音楽家、詩人などが身体と感覚を先鋭化した多様な
表現が生まれた。その歴史の証人であり、また運動の推進者とも言えるゴールドバー
グ女史の著作は貴重な文献として我が国でも広く読まれ、参照されている。来日を機
に、我が国におけるパフォーマンス アートを検証し、また2005年に予定されて
いるニューヨーク・パフォーミング・アート・ビエンナーレへの日本人アーティスト
の参加のための調査を行う。その経験をもとに、同様のテーマを専攻する先端芸術表
現科教授 木幡和枝とともに、講演、対談形式で美術における身体表現の意味を問
い、新たな復号アートの展望をさぐる。

[講師プロフィール]
ローズリー・ゴールドバーグ(RoseLee Goldberg)
非営利組織「パフォーマ」代表。批評家。キュレーター。ロンドン大学で美術史を
専攻。87年からニューヨーク大学で教鞭をとり、オルタナティブ・スペース
「Kitchen」などのキュレーションを行う。主な著書に『パフォーマンス』(中原祐
介訳、リブロポート、1982年)。

Posted by hiroko at May 28, 2004 11:59 PM | TrackBack
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