June 06, 2004

ウワサの「下妻物語」、観て来ました

[ Films ]

 shimotsuma.jpg今日は、邦画フリークのお友達、塩出さんと田中さん、藤井さんと「下妻物語」を観に行きました。日曜日ということもあり、上映時間の40分前にはすでに満席状態になり、立ち見客が続出でした。さらにロリ系ファッションギャルのオンパレード。でもさすがに特攻服の観客はいませんでしたね(笑)。

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 映画はコメディタッチで面白くてサイコー!泣き笑い状態でした(涙腺ゆるいです)。でも、笑いのなかにも考えさせられる内容が散りばめられていました。たとえば、映画の内容とはほとんど関係ない部分ですが、スーパーのジャスコに売ってある安売りの服、あれって日本の”人民服”なのではないのかなあと思ってしまいました。同じところで買った同じような服を着ても、人々は何もヘンに思わない状態。しかも、「安く買えるのでそれで満足!」って、考えてみれば形を変えた配給制度のようなものかも。

 逆に、「ブランドのロゴさえ入っていれば何でもOK」というブランド信仰も、少数の選択肢しか与えられていないのに対して何の疑問も感じていないという点では人民服なのかなあ。まあ「服に興味がない人だっているんだから、いいじゃん」という一言で済まされてしまう問題なのかもしれないけど、この映画に出てくる尼崎のジャージ文化といいバッタもん文化といい、自ら進んで”制服”を着ているなあという気がしました。


 ほかには、モモコとイチゴの関係。イチゴが男っぽく「女はなぁ〜」と強調して語るあたりが、Mary Harron監督の映画「I Shot Andy Warhol」 に登場する主人公のヴァレリーとちょっと似ている気がしました。
ずっと前に書いたレビューから:

フェミニスト達がデモをやっているところがTVで中継されているのをValerieとCandyが観ていた時、Candyが、「こんなハードなやり方は、私は好きじゃないわ」と言う。それに対してValerieは、「私は、あの場所にいるべき人間なんだ」とつぶやく。男女の役割やイメージがここでは逆転している。


 たとえば、「女は涙を見せないものだ。同情されるからな」という先輩の言葉に衝撃を受け、イチゴはレディースの道に入るんだけど、それは、自分ではなく他者の眼を起点にした意見に聞こえます。ヴァレリーが男性批判をしながらも、男性社会の枠組でしか行動を起こせなかったように、イチゴもまた社会の枠組から外れることになったきっかけの言葉が他者の眼という規範だったという矛盾。

 一方、モモコは誰が何と言おうと自分の好きなことをやる。「見かけがすべて」と言っているものの、それは人の眼ではなく自分のためにやっている。だから誰ともつるまない。そんなモモコを、イチゴは次第に尊敬していく。モモコはドラッグクイーンのキャンディともいえるかも!? でも実際にこんなコがいたら、すごく魅力的なんだろうなあ。

 それにしても、レディースの世界でも、結局は決まりや掟があり、ケジメという名のもとに適合できない人間は裁かれるし、いつのまにかヒエラルキーが形成されて組織拡大の方向へ動いていくんですね。

Posted by hiroko at June 6, 2004 11:58 PM | TrackBack
Comments

な〜んと、『下妻物語』限定販売ビールなんてのもあるみたいですね。

http://waww.parco-city.co.jp/cine_quinto/
茨城・下妻産の地ビール「パストレイク」 ¥450(税込)
『下妻物語』公開中につき、当館カウンターにて期間限定販売中。
女性向けの苦みを抑えた、のど越し爽やかなビールです。
この機会にどうぞ映画と一緒に、産地のビールをお楽しみください♪

とのこと。知らなかった!


Posted by: hiroko at June 7, 2004 09:11 PM
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Title: 下妻物語
Excerpt: この「下妻物語」は去年5月位の試写会で観ました。そのころ、映画の情報もTVとかでちょくちょくやってて、深田恭子演じる主人公のロリータファッションが話題になってましたね。...
From: 欧風
Date: 2005.04.07
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