土曜日放送のラジオ番組『Xcool』では、『レスフェスト・ジャパン』のプロデューサーであり、ナウオンメディア代表である栗原元哉さん、そしてJICAの広報担当である長英一郎さんがゲストとして来てくれた。
栗原さんは、何度か一緒にお仕事をしたことがあるけど、今日初めて『レスフェスト』以前の栗原さんのことを知った。もともとは普通の会社員をやっており、思い立って会社を辞め、自分で事業を興したとのこと。すぐに行動を起こすところが凄い。デジタルフィルムの映画祭『レスフェスト』に関しても、1995年にサンフランシスコで始まったムーヴメントに目をつけ、すぐにメールを送って日本でも開催したいと打診したという。目のつけどころと行動の速さが成功を決めるのだと実感。現在はナウオンメディアという会社を作り、レイヴカルチャーやアンダーグラウンドのヒップホップ、ターンテーブリストなどサブカル系の映画の配給も行っている。
最近は、レスフェストもかなり認知度があがってきて、プロのクリエイターからレベルの高い作品も続々送られてくるらしい。日本からのエントリー作品のレベルは高く、なんと、昨年のレスフェストで視聴者からの投票による最優秀賞は日本人のクリエイターの小島淳二さんの作品の『Room Service』だったという。小島さんは、ヴィジュアル・ディレクターであり、映像制作集団TeeVeeGraphicsの代表。受賞作の内容は、外国人に対して日本文化やマナーをコメディタッチで紹介するというもので、シリーズになっており毎年エントリーしているという。レスフェストの作品集はDVDとして販売されている。
JICAの長英一郎さんは、JICAのプロジェクトである青年海外協力隊に関しての話をしてくれた。長さん自身も40カ国以上の国でODAや広報関連の仕事に携わってきたので、いろんな体験をしている。彼の持ってきたCDに入っていた、アフリカの友が歌ってくれた唄「マライカ」を番組でかけさせてもらった。マライカ(天使)は、ラヴソングなのだが、「お金がないので君のところへ行けない」といった内容なのだそうだ。長さんが言うには、この歌詞がそのまま現在のアフリカの状況と重なり、いろんなことをやりたいが、貧困でままならない国家の不満ややるせない気持ちが歌声に込められているのだという。
番組放送後、いつものようにゲストや知り合いと一緒に飲みに行った。そのとき話にのぼったのは、アフリカのエイズ対策など、なかなか常識では通用しない苦労話。コンドームの付け方を教えるのに、ホウキを用いて実演したけど、いっこうにエイズ感染者が減らない。そこで、詳しく話を聞いてみたところ、自宅でもホウキにゴムをつけていたとの話。笑うに笑えない話だ。自分のこれまで持っていた既成観念や常識と信じて疑わないことが、実は通じないことのほうが多いと気づかされる。
Posted by hiroko at June 12, 2004 11:13 PM | TrackBack