CNET Japanの特集記事、第2回:困惑するネットオークション運営者たちが掲載された。この特集では4回にわけて、オークション運営者と権利者との取り組みについて書いていく。2回目は、サービス提供者と権利者の双方の意見を挙げてみたが、両者の間に微妙な温度差があるのが興味深かった。
取材をしてみて驚いたのは、香港のアニメ海賊版業者は、商品(?)を本物そっくりに作ろうとはまったく思っていないことだ。サンライズに行って「機動戦士ガンダム」シリーズの海賊版を実際に見せてもらったが、本物とは似ても似つかぬパッケージ。しかし、彼らは日本のガンオタのように、自分達で絵を描くことはまずない。すべては”切り貼り”しているだけで、おまけに「ワンダーショウ株式会社」や「Manga International」といった自分達の会社の商標を、パッケージに印刷している。これって、海賊版ですと言っているようなものでは?
海賊版DVDの中身は、日本で放映された番組を録画して、そのまま収録したもの。元手はほとんどかからないので、たとえ正規版の10分の1の価格で販売したとしても、1本でも売れたら中国の1カ月分の平均給料分は稼げるだろう。やってる人達、羽振り良さそうだなぁ。。
著作権つきの音楽をダウンロードしたファイル共有ソフトユーザーが提訴されるといった極端な締めつけには反対だが、組織的に海賊版を大量に生産する業者は取り締まらないと、どんどんエスカレートしてしまい、DVDのほとんどが海賊版で埋め尽くされてしまうかもしれない。中国ではCDの9割が海賊版という調査結果も出ているし、、、。
海賊版は海賊版でも、日本では香港の海賊版業者よりも、ほんの少しだけ頭を使った事件があった。手塚治虫の人気漫画「ブラック・ジャック」の未収録作品を無断で集め、「26巻」を作って販売したというものだ。この単行本に収録された作品は、いぜん雑誌には掲載されたが、読者に不快感を与えるなどの理由で、単行本には収録されなかった作品10話だという。書類送検された東京都内の会社員は、これらの未収録作品を雑誌から盗用してパソコンを使って製本、ネットオークションに出品した。ファンの垂涎の的となったこの激レア作品、なんと1冊は10万円で売れたという。
買った人はよほどのBJオタなんだろうなぁと思っていたら、復刊ドットコムでもBJの単行本未収録作品を復刊してほしいというリクエストが出ており、大勢の人が作品の内容までを覚えていることに驚いた。さらに、「手塚治虫考察録」というサイトでは、最初から第70話までのあらすじが紹介されている。すごい!未収録作品の「指」、「植物人間」、「快楽の座」のあらすじも読めるので、読んでみると改めて手塚治虫の凄さを実感。
復刊を期待する「俺だ」さんのコメント:
これらが単行本未収録だったんですね。ちょっと前に未収録を自作して第26巻としてオークションに売っていた人がいましたね。(著作権法?で逮捕されたと思ったが)。こういう事が起こらないようにぜひ復刊してもらいたいですね。Posted by hiroko at August 17, 2004 08:23 PM | TrackBack