友人に誘われ、宮台真司 × 北田暁大のトークセッションに行ってきた。
「限界の思考〜社会学と現代社会〜」という壮大なお題がついていたが、話の内容は両者の社会学者としての出自や背景、カルチュラルスタディーズ主流派に対する批判、連合赤軍の時代〜80年代の検証などが主なものだった。それでも2時間半という短い時間ではとても語りきれるものではなく、急ぎ足の部分がけっこうあった。詳しい講演会の内容は書籍化されるそうなので、本が出たらもう一度読み直したいと思う。

『広告都市・東京—その誕生と死』を読んでいたので、北田暁大さんの話を聞くのが楽しみだった。どちらかというと、宮台さんが観客が若年層が多いのを見て話をなるべく簡単にかみくだいて語っていたのに対して、北田さんはストレートに自分の考えをぶつけるタイプのように感じた。
いくつか印象に残る話があったが、北田さんが廣松渉と上野千鶴子から多大な影響を受けているというのには驚いた。ほかにも、宇宙戦艦ヤマト的な男世界へのアンチテーゼとして高橋留美子が出てきて、それを次の世代が目的を知らないままに消費していったという宮台さんの話が出てきたが、高橋留美子がそういう背景で「うる星やつら」や「メゾン一刻」を描いたとは知らなかった。アキバを徘徊している"るおた"達も、この話、知ってるのだろうか?
Posted by hiroko at September 27, 2004 01:24 PM | TrackBack