October 28, 2004

ビースティー・ボーイズ、クリエイティブ・コモンズを採用


『WIRED』誌では、クリエイティブ・コモンズのライセンスつき音楽CD『The Wired CD』をリリースした。12月号の『WIRED』を買うと、なんと付録として、このCDが無料でついてくる!

参加アーティストは、デヴィッド・バーンやビースティーボーイズ、ザップママ、チャックDなど大物揃い。日本からはコーネリアスも参加している。Joiさん経由?リストは以下↓

The Wired CD
:01 Beastie Boys/ Now Get Busy
:02 David Byrne/ My Fair Lady
:03 Zap Mama/ Wadidyusay?
:04 My Morning Jacket/ One Big Holiday
:05 Spoon/ Revenge!
:06 Gilberto Gil/ Oslodum
:07 Dan the Automator/ Relaxation Spa Treatment
:08 Thievery Corporation/ DC 3000
:09 Le Tigre/ Fake French
:10 Paul Westerberg/ Looking Up in Heaven
:11 Chuck D with Fine Arts Militia/ No Meaning No
:12 The Rapture/ Sister Saviour (Blackstrobe Remix)
:13 Cornelius/ Wataridori 2
:14 Danger Mouse & Jemini/ What U Sittin' On? (starring Cee Lo and Tha Alkaholiks)
:15 DJ Dolores/ Oslodum 2004
:16 Matmos/ Action at a Distance

ライセンスの詳細はCCのページで見ることができる。「Noncommercial Sampling Plus」は、ファイル交換ソフトで楽曲をダウンロードし、その楽曲をサンプリングやマッシュアップして新しい曲を作ることができる。その後、新しい楽曲をファイル交換ソフトや自分のウェブサイト、MacJamsなどの音楽コミュニティサイトで自由に配信できる(ただし販売はダメ)。ビースティー、チャックD、モーニングジャケットがこのライセンスを採用。ほかのアーティストは、さらに新しく作った楽曲を商用利用できる、つまり販売できるという「Sampling Plus」ライセンスを採用している。

『WIRED』誌のクリス・アンダーソン編集長が27日のNPRに登場し、このCDができるまでの経緯を語った。CCベースでの楽曲のリリースに関して、アーティストはすぐに理解してくれたが、レーベルやレーベルの弁護士を説得するのがやはり困難だったという。1年がかりで、ようやくこのCDが完成したとのこと。

アンダーソン氏はまた、「デジタル技術とインターネットの普及により、これまでにない速度でコンテンツを複製・改変し、それらを配信できるようになった。しかし、法律だけがこの流れについて行っていない」と述べた。同感。

それにしても、地上波ラジオでこういう内容が流れているとは何ともうらやましいものだ。日本でも、ラジオやテレビでもっとIT特集を増やしてほしい。

Posted by hiroko at October 28, 2004 12:16 PM | TrackBack
Comments

Chuck Dのエッジの立った感じイイですね。私はLe Tigre、The Rapture、Danger Mouse & Jeminiが面白かった。Zap Mama (12月に来日)も良い感じです。Cornelius印象が意外でした。きっと曲名を日本語のつもりで読まない方が入れますね。

ちなみにこのWired本誌のp188にある、元RIAAのCEOだったHilary Rosenが自身で書いてる「私はなぜCCを支持するようになったのか」の話が興味深いです。

ところで、p178にあるSonosの広告に注目! (きゃ〜 ←ファンの声)

Posted by: gt at November 8, 2004 01:11 AM

Zap Mamaは、ライヴ何度か行きましたよー。彼女と仲間の歌姫達、この世のものとは思えないほど美しいです。1曲まるまるヒューマンビートボックスのようなアカペラもするし、アフリカのDivaのなかではマリのロキア・トラオレと同じくらい大好きです。

Hilary RosenがCCを支持していることに関しては、レッシグ教授が来日したときにも話していましたよね。でも大きく記事で取り上げられるようになったことが重要だと思います。CCコンテンツが増え出して、どんどん流通するようになったらレーベル側も考え方を変えざるをえなくなるでしょう。

Sonos、もしかしてMichael Franti?きゃ〜!!
http://www.sonos.com/products/

Posted by: hiroko at November 9, 2004 03:46 PM

そう聞いてしまったら、絶対Zap Mama見に行きたいですー。ちょうど来月Bluenoteに出る頃は私も東京にいる予定だし。昔サウンドエンジニアの仕事してたときから、人の声や言葉のエナジーを損なわないで伝えることがずっと一番の課題だったので、やっぱり一番興味あります。
http://www.bluenote.co.jp/sche/04_12m.html

Hilary Rosenは、CCはアーティスト自身に著作権のコントロールを与えるなのなのを支持すると書いていました。でも、「以前よりもレコード会社との契約でもいろいろな条件が決められるようになってきているからそちらでもアーティスト自身のコントロールは拡大してる」と書いてもいて、若干レコード業界の弁護も入ってましたけど。

ただしRosenの指摘する、「商用サンプリングされる場合にオリジナルの作者がどのように収益を得られるのか」の問題はtrickyです。これに囚われると「完璧なDRM」の発想に行ってしまいがちだから。まずはファイル自体にライセンス・メタデータが埋め込まれて、オリジナルの作者とサンプル希望者の間のコミュニケーション・チャネルが開かれることが始まりだと思いますね。

Posted by: gt at November 10, 2004 04:34 AM
Trackback
Post a comment









Remember personal info?