今日の朝日新聞に「街頭防犯カメラが犯行生中継、約10分後に逮捕 渋谷」という記事が掲載されていた。一見、渋谷の街に防犯カメラを設置したことで、犯罪検挙率のアップにつながったという印象を受ける記事だが、よくよく読んでみると、防犯カメラが犯罪防止に役立っているどころか、カメラを設置してからも犯罪は減るどころか逆に増えているという事実が分かる。
同署によると、今回のように泥酔して寝込んだ人から金品を盗む犯行は渋谷区内で1〜8月、98件発生。うち80件はここ約2カ月間に集中的に起きており、「センター街やハチ公前など頻発している場所を警戒中だった」という。警視庁の防犯カメラは3月、渋谷駅前交差点やセンター街などに計10カ所設置された。ドーム形で、左右360度、上下180度まで広角撮影ができ、ズームの倍率は22倍、約50メートル先の人物まで認識する性能を誇る。
これまでにもセンター街では大麻や覚せい剤などの薬物を売買する場面や恐喝、ひったくりなど計8件の犯行をとらえ、検挙に貢献した実績があるという。
防犯カメラを渋谷に設置したのが3月、渋谷区内での犯行は1〜8月で98件発生し、そのうち80件が7〜8月に発生したとのこと。で、防犯カメラにより検挙につながったケースがたった8件。この数字を多いと思うか少ないと思うかは人によるが、防犯カメラを設置したから犯罪が減ったり検挙率が上がったりすると考えるのは短絡的だろう。「犯罪増加率と流動性期待: NHKスペシャル『63億人の地図』より」に詳しく書かれているが、「監視カメラの抑止効果は限定的」だというのが現実だと思う。また、東浩紀さんがRSAカンファレンスで語ったように、監視カメラにより犯罪が減ったケースもあるが、だからといって監視カメラを置きさえすればいいと言うのではなく、「監視技術が必要な社会そのものが問題」だと問いかける必要があると思う。
NY市で成功をおさめた「Broken Window Theory」ではないが、壊れた窓ガラスのある荒廃したビルや家を無くし、近所の人との挨拶を心がけるようにして犯罪が起きにくい雰囲気、環境を作っていかなければ、いくら街にカメラを設置しても犯罪は減らないだろう。
監視カメラ万能主義に陥ると、面接室にまでカメラを入れて観察するような会社まで登場してしまう。そっちのほうが怖いと思うんだけど、、。
追記:犯罪発生マップなるものがあることを最近知った。渋谷区のマップを見てみると、やはり渋谷駅周辺に犯罪が集中している。こわ、、。日本に帰ってきてからしばらくはレストランやバーで席を立つにもバッグを肌身離さず持っていたので友人によく笑われていたが、日本でも用心しないと犯罪の被害にあってしまう時代になったんだなぁ。ましてや渋谷の道ばたで酔っぱらって寝てしまうなんてことは、犯罪多発地帯で犯罪のカモになりたいと言っているようなもの?私も用心しないと。:P

外苑前の梅窓院で開かれている
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントに行ってきた。「日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の展覧会」なのだが、こんな暗闇体験したこともないよ〜と焦るほど暗い!
上下、左右の感覚がない空間なんて初めてだったので、本当に不思議な感覚に陥る。10人1組で移動するのだが、後ろの人から背中を押されたり、手を掴まれたり、声がすぐ近くで聞こえたりと、既存の人間関係の距離感とか常識がまったく通用しない世界。そのうちだんだん慣れてくると、声と手の形などで、性別、だいたいの年齢などが分かり、人柄までもぼんやりと分かってくる。盲目の友人が、「目は見えなくても、声と雰囲気だけでその人が綺麗な人かどうか分かる」と言っていたが、それが少しだけ分かるような気がした。この場合の綺麗というのは、外見というよりもその人の持つオーラのようなものなのだ。
ほかにも不思議なことがあった。暗闇のなかに入ってからしばらく経った頃、リーダーから「皆さん、いま何時だと思いますか?」と尋ねられた。感覚的にはほんの20-30分しか経っていなかったし、ほかの人達も口々に「30分」とか「20分」とか言っていた。しかし、すでに1時間が経過していたのだ。聴覚と触覚の世界では、時間と空間の感覚もまったく違うのに驚いた。
ヌーベルブログにもこのイベントのことを少し書いたところ、同サイト編集の新野さんも観に行ったとのこと。いいものは口コミで広がっているのだなあと実感。
○ニュース&レビュー海外編
(NIKKEI NET ITニュースメール 8/24/2004掲載)
先週はグーグルのIPOが大きな話題になった。初日の取引が18%上昇して終了し大成功を収めたグ−グルは、現在も株価が上昇を続けている。果たして、過去3年間低迷していたIPO市場を後押しする力となるのだろうか。今回は、グーグルのIPOの動き、全体的なIPO市場のトレンドを取り上げた。また、日本ではファイル交換ソフト「Winny」作者の逮捕が現在も波紋を広げているが、米国ではファイル交換サービスの「モーフィアス」と「グロックスター」が合法であるという判断が下された。9月1日に開かれるWinny作者の初公判を目前に控え、今回の米控訴裁判所の判決がWinny裁判に何らかのいい影響を与える可能性に期待したい。(長野弘子/ITジャーナリスト)
■グーグルのIPO、初日で18%上昇(8/20 San Jose Mercury News)
米グーグルは19日、NASDAQ市場で待望のIPOを果たした。同社はIPOの直前に公募価格を「108〜135ドル」から「85〜95ドル」に引き下げており、100.01ドルで取引開始したグーグル株(ティッカーシンボル:GOOG)は18%上昇し100.33ドルで終了。出来高は2200万株だった。
IPO株の公募に入札方式を採用するなど、前例のないIPOを行ったこともあり、公募価格の直前の変更や、売却株式数を2570万株から1960万株に減らすなどの混乱もあった。その結果、2人の創業者を含むグーグル幹部がIPO売却株式数を半分に削減し、グーグルの初期投資家であるセコイヤ・キャピタルのマイク・モーリッツ氏、KPCB(クライナーパーキンス・コーフィールド&バイヤーズ)のジョン・ドアー氏は、それぞれ240万株、210万株の株売却を見送ることになった。また同社は、未登録の株式を従業員やコンサルタントなどに発行したことが米証券法に違反する可能性があるとして、これらの株式を2590万ドルで買い戻す必要があることも明らかにした。
IPOをめぐる騒動による同社のイメージ低下を懸念するアナリストもいたが、現在グーグル株は上昇を続けており、今後のIPO市場全体にも好影響を与えることが期待される。
■米国のIPO市場は復活したか?(8/20 Siliconvalley.com)
グーグルのIPOの成功を受け、米国のIPO市場の回復が期待されているが、この数カ月間は市況の悪化からIPOの中止や延期を発表する企業が増えている。IPO申請していたリンドウズは、8月に入り公開価格を当初の9〜11ドルから5〜7ドルへと引き下げ、18日にはIPO自体の延期を発表した。ほかにもイーコスト、ウェブサイドストーリーがIPO公開価格を大幅に引き下げ、マッチネットはIPOの見送りを決定。IPO情報サイト「IPOホーム」(IPOhome.com)によると、この1カ月で13社の企業がIPOを延期することにしたという。
金利の引き上げ懸念、イラク情勢による石油価格の上昇といった市況の先行き不安感から、IPOを踏みとどまる企業はさらに増える可能性がある。さらに、大統領選挙で民主党のケリー候補が当選した場合、増税が経済回復の障害になりうると予想されている。しかし、今年IPOを果たした企業はグーグルで123社目となり、すでに2001年の83社、2002年の70社、2003年の68社を大きく上回っている。IPOによる資金調達額も255億ドルに達しており、2002年の240億ドル、2003年の150億ドルを超え、米国経済は現在ゆるやかながらも回復基調に向かっていると言えるだろう。
■米控訴裁、ファイル交換サービスは合法と裁定(8/19 Wired News)
米連邦控訴裁判所は19日、ファイル交換サービスの「モーフィアス」と「グロックスター」は合法であり、ユーザーの違法行為に対する責任は問われないという判断を下した。昨年4月の連邦地方裁判所の判断を引き継ぐ形となる。全米レコード工業会(RIAA)とアメリカ映画協会(MPAA)は、ファイル交換サービスにより著作権つきの音楽や映画が大量に交換され、売り上げに大きな損害が出ているという主張を繰り返しており、地裁判決を不服として上告、今年2月に控訴裁で口頭弁論が行なわれていた。
今回の判決では、海賊行為に使われる可能性のある技術であっても、相当量の正当な利用が認められる限り、その技術を禁ずることはできないとされた。2000年にはナップスターに対して裁判所の停止命令が出ているが、ナップスターがファイルのインデックスを自社の中央サーバーで管理しているのに対して、モーフィアスやグロックスターには中央サーバーが存在しない点で異なるとしている。ソフトウエア開発者にとっては妥当な判決であり、日本のファイル交換ソフト「Winny」をめぐる裁判の行方が今後は注目される。
シアトル時代の友人の織田さんから:
Honkworm退社後、シアトルをベースに日本に向けて、広告、マーケティングの新手法についてのコンサルティングをしてまいりましたが、今回その内容を日経BPのサイトの週刊コラムとして提供することになりました。オンラインマーケティング、広告、プロモーションの新規手法、ケーススタディ、新規ビジネス、広告ビジネスモデル、テクノロジー・環境の変化などについて、欧米の情報を提供していきます。皆さんが新しいキャンペーンを考えるときの参考になればと考えています。日経BP社nikkeibp.jp
「Webマーケティングの近未来」また、これと同時にオフラインでの新規手法についてのメルマガを8月末から発行します。
オフラインでの新規手法
これはここ3ヶ月ほど続けているブログサイト www.adinnovator.com の内容に、僕の解説をつけたものになります。もしご興味がありましたらご購読ください。

こんなイベントがあったのかぁ!とビックリするようなお祭りが三軒茶屋で開催されていた。その名も「三軒茶屋サンバカーニバル」。サンバのリズムに合わせて熱狂的な踊りを披露してくれるのを期待して見に行った。
うーん、どうもイマイチ乗りが悪い、というかノリが合っていなかった。スチールドラムやカウベルを打ち鳴らしてはいるんだけど、グルーヴが合ってないので不協和音にしか聴こえない。
でも衣裳は、伝統的なリオのカーニバルのドレスを踏襲しているグループもあれば、うる星やつらのラムちゃんのコスプレまでいろいろあって面白かった。ソング姿の女の子は思ったより少なかったけど、目の前で見ても華奢な子が多いので可愛いという感じだった。見物客の半分以上は、近所のおばあさんやおじいさんで、「散歩してたら何かやってるんで見にきたよ」といった雰囲気。
私の前にいたおばさん3人組は、じ〜〜っと何も言わずにサンバガールズを眺めており、サンバガールスの1人がおばさんの目の前にやってきてサービスで踊ってあげたのに、無表情だったのがやけにおかしかった。三茶の灰色と白系の空と街の色に、どぎつい緑や赤の羽つき衣裳がなんともいえずアンバランスな不思議なイベントだった。












昨日の『XCOOL』のゲストは、デイトレーダーの馬渕"hatch"一さん。番組の様子はHatchさんの日記に詳しい。いつもながら、トレードを科学的な視点でみつめ、勝つための方法論をどんどん構築していくところが凄いなぁと思った。話を聞いていると、自分でもできそうな気がするんだけど、実際やってみると焦ったり判断力がなくなったりして損しそうと思って、なかなか踏み出せないんだよなぁ。。
馬渕さんについて、2000年に朝日パソコンに書いた記事を以下に掲載。あれから4年経っているので日本の状況はまったく変わり、積極的に投資をする人が増えてきた。マネー漫画MIQも出てきたし、マネー関係の書籍はまだ当分イケるのかな?
*********************************************
証券取引のパラダイムシフトを招くデイ・トレーディング
日本人デイ・トレーダーの第一人者、馬渕一氏インタビュー
文・写真:長野弘子
(『朝日パソコン』2000年掲載)

マイクロソフトのキャンパスから車で5分、美しいワシントン湖の湖岸に、デイ・トレーディング会社プリスティーン・ノースウェストのオフィスがある。2人のアメリカ人とともに、同社を設立したのは日本人のデイ・トレーダーの第一人者、馬渕一氏だ。その日の株の値動きから利ざやを稼ぐデイ・トレーディング(DT)は、証券取引のパラダイムシフトを招く大きなトレンドとして注目を集め、このオフィスにも世界中からの人々を惹きつけている。DTで生計を立てているデイ・トレーダーの実際の生活はどうなのだろうか。同氏のオフィスを訪ねてみた。
●多種多様な人々を惹きつけるDT
馬渕氏は「きっかけは、たまたま友人がやっていたから。オフィスを見学した時、自分の判断ですべてが決まるDTを目の当たりにし、これは凄いと思った」と語る。97年当時、シアトルに唯一存在したデイ・トレーディング会社、オールテックインベストメントでDTとしての経験を積む。最初は失敗もあったが詳細な分析と経験からコツを掴み、2年後には毎日着実に利益を出せるようになった。
DTで得た資金で、マーク・モンゴメリ氏、ジョン・ジェッサム氏とともに、99年11月に会社設立。3人での事業経営は初めてのことで、信頼関係を築くのが大変だったと苦労話を語る同氏は「私はアジア市場、マークはトレーダーのトレーニング、ジョンはビジネス開発と3人の役割が違っていたので丁度うまくいった」と語る。椅子が空いていれば誰でも取引ができるDTは、経験者だけではなくありとあらゆる経歴の人々を惹きつけている。モンゴメリ氏が朝からその日のニュースや留意点を教えるので失敗は少ないという。
●EトレードとDTの違いは「草レース」と「F1」

DTは、Eトレードのような手数料を安くしただけのオンライン証券サイトとは、性質を全く異にする。「DTはNASDAQのコンピュータに直接つながる専用ソフトウエアを使用して行なうため、秒刻みの瞬間の取引が可能になる。Eトレードのようなオンライン証券サイトとDTは、強いて言えば『草レース』と『F1』みたいなものだ」と語る。
しかし、瞬時に大きく変動する株を売買して利益を出すのだから、知識以上に強い意志の力が必要になる。「大きな可能性のあるビジネスだが、株を売買する相手はすべてプロ。何となくできそうな気はしても、専門知識がないとカモられる」と同氏は語る。
カモられないための知識をつけるのが、セミナーだ。馬渕氏は、DTで利益を出すためのノウハウに関する専門会社プリスティーンと提携し、日本人向けに邦訳版マニュアルを使用したセミナーを毎月開催。日本から毎回20〜30人が訪れているという。彼らは日本に帰ってから専用ソフトウエアを購入して、DTを行なっている。
●銀行にお金を預けるのは、少数派
馬渕氏に日米の株式市場の違いを尋ねてみると、一言で「公正さ」という返事が返ってきた。「日本市場は、政治家が買っているから上がるという類の話が多く、チャートの分析がしづらい。大手の機関投資家の思惑で左右されるので、個人で対抗するのは難しい。米国市場は、規制などで厳格に公正さを保っているので、個人が安心して参加できる。流動性も高い」と語る。
こうした日米市場の違いは、資産管理の面にも顕著に表れている。日本の場合、年金は政府、貯蓄は郵便貯金や銀行といった感覚があるが、米国の場合は、年金はファンド、貯蓄は株式投資というように、自分達で資産管理をするという感覚が根本にある。同氏は「銀行にお金を預けると、米国では『君、考える力はあるの?銀行に儲けさせるのか』と言われる。この考え方の違いは外から見るよりも大きい」と語る。

●アジア市場は最大の市場に
それでも、インターネットの登場により、やる気さえあれば日本でも米国でも関係なしにDTが行なえるようになった。実際、株価の変動を伝える同氏のウェブサイトにアクセスするユーザーの90%が日本人で、夜中でもアクセスするユーザーが驚くほどいるという。同氏は「私がDTを始められたのもインターネットのおかげだ」と語る。
今後、NASDAQのような株式市場が、為替市場のように世界中で取引されると予測されているが、その中でもアジア市場は最大の市場になると見込まれる。日本では、現在のところDT会社は存在しないが、ネット接続コストの低下と、ネットベンチャーの増加により、日本でDTによる証券取引の大きなパラダイムシフトが起こることを同氏は期待している。「日本の場合、方向さえ決まれば動くのは早い」と語る。
米大統領選挙に関して、Jibjabとかいろいろ面白いウェブサイトがあるが、ファンドレースというウェブサイトが最近話題になっている。このサイトは、米国の各都市で民主党と共和党のどちらに献金が多くなされたかを図で示す「マネーマップ」というサービスがある。シアトルやNYなど都市部はリベラルだけど、中南部は共和党が強いと一目瞭然!
だけどこのウェブサイト、ほかにも「隣人検索」というサービスがあって、誰にいくらの献金をしたかが個人の住所つきで表示されるのだ。これって、プライバシー保護の見地から問題になる可能性があるのでは?ちなみに、ビル・ゲイツのフルネームで検索すると、共和党に2,000ドル寄付したことが住所つきで表示される。う〜ん。。
サイトは米連邦選挙管理委員会と国勢調査局で一般公開しているデータを使っているので問題はないとしているが、クリックひとつで隣人の政治的な嗜好性や思想が分かってしまうのはちょっとやり過ぎかも、、。
アテネオリンピックの公式サイトに、国別のメダル取得ランキングが掲載されている。日本はずっと下のほうだと思ったら、なんと金メダル獲得順位ではいま3位!柔道、体操、競泳の快進撃が大きく貢献しているのだろう。
いままでオリンピックの試合を真剣に見たことはなかったが、見てみると面白くて止まらなくなった。とくに、柔道と男子体操。どれが一本で、どれが技ありなのか、何度見てもよく分からないので、「ええ、なぜこれで勝つの?」と思うこともしばしば。正直言って、今回のアテネまで柔道の試合をフルで見たことなかったので、背中をついたら負けだということすら知らなかった。体操も、決められた技を出さなければならないようだけど、その技の名前がヘンで面白い。ゆか体操では、ブレイクダンスみたいに手をついてくるくる回る動きもあって、ロックステディ・クルーやNYCブレイカーズも顔負け!?
その体操の男子団体決勝で、日本は28年ぶりの金を獲得。金獲得の決め手となった富田選手の演技には感動した。高校時代、京都の洛南高校の卒業式で総代になったが、練習では大きな声で返事をすることができずに何度もやり直しをしたというエピソードが残っているほど無口な少年だったという。そんな人柄が、観ている人の心を打つのかもしれない。個人では力が尽きてしまった感じがしたけど、また頑張ってほしい。
ところで、テレビを観ていて、ふと気づいたのが「がんばれニッポン」というかけ声。オリンピックなどの国際大会でかならず使われるかけ声だけど、テレビで繰り返し流されると、なぜか違和感を覚える。そんな矢先、JMMに掲載された冷泉彰彦さんのレポート「五輪と国のアイデンティティ」に、「オリンピックとナショナル・アイデンティティ」というシンポジウムについて書かれていたのが目にとまった。冷戦終了後、ソ連の存在がなくなってから、アメリカはオリンピックに政治的な価値をあまり見いださなくなり、興味が薄れていったという話だ。
ABCのパール氏は「商業的には、やっぱりナショナリズムを強烈に意識し始めたのも、ロスですね。ナショナリズムは、視聴率になるんです。自国が優勢なら、やっぱりみんなTVを見るんですね」と語っていました。「ただ、ナショナリズムの熱狂には、好敵手が必要なんです。冷戦時代というのは、その意味では、ソ連の存在感というのは圧倒的でした。バスケットにしても、アイスホッケーにしても、基本的には国家丸抱えのプロであるソ連チームには、アマ代表のUSAチームは勝てるわけがなかったんですね。だから、たまに勝つと奇跡だといって熱狂したんです。アメリカにとって、少なくとも68年から72年ごろのソ連というのは一種の畏怖の対象だったんです」
たしかに、米国とソ連の二項対立が終わって、戦争も”見えない敵”と言われるテロリストが相手になり、国民国家という枠組で政治や社会情勢を考えることは困難になってきた。オリンピックがいぜんのように注目されなくなったのは、趣味やエンターテイメントの選択肢が大幅に広がったことやメディアの多様化もあるだろうが、国家的枠組の衰退とも大きく関連していると思う。それでも、政府は国家体制を維持しなければならないので、愛国心は必要だと考えており、オリンピックも愛国心を高めるための機会と考えているのだろうか?また、テレビ関係者にとっても、愛国心は視聴率を上げるために不可欠な道具と考えているのだろうか?
でもそんな政府やメディアの思惑とは別に、一生懸命な選手を見ると思わず応援してしまうのが人情だと思う。「がんばれニッポン」より、「がんばれ谷」や「がんばれ北島」だ。素晴らしい選手はどの国だろうが応援したくなるし、逆に、その選手1人のおかげで、その国に対するイメージが大きくアップする。イチローが米国で日本人のイメージを大きく変えたのも、ヨン様が韓国と日本の友好関係に大きく貢献しているのもそうだ(ヨン様はスポーツ選手じゃないけど)。愛国心を高めるというよりも、海外での評価を高めることのほうが、オリンピックの意義としては大きいのかもしれない。少なくとも、スポーツに政治を持ち込んで、相手国の国旗を燃やしたり国歌斉唱でブーイングすることほどカッコ悪い応援の仕方はないと思う。

ダン・ギルモア氏の新刊『We the media』のブログが開設されている。この本は、クリエイティブ・コモンズのライセンスのもと出版されており、このページから電子版がダウンロードできる。CCのサイトでは、ギルモア氏のインタビュー記事を掲載している。
CNET Japanの特集記事、第2回:困惑するネットオークション運営者たちが掲載された。この特集では4回にわけて、オークション運営者と権利者との取り組みについて書いていく。2回目は、サービス提供者と権利者の双方の意見を挙げてみたが、両者の間に微妙な温度差があるのが興味深かった。
取材をしてみて驚いたのは、香港のアニメ海賊版業者は、商品(?)を本物そっくりに作ろうとはまったく思っていないことだ。サンライズに行って「機動戦士ガンダム」シリーズの海賊版を実際に見せてもらったが、本物とは似ても似つかぬパッケージ。しかし、彼らは日本のガンオタのように、自分達で絵を描くことはまずない。すべては”切り貼り”しているだけで、おまけに「ワンダーショウ株式会社」や「Manga International」といった自分達の会社の商標を、パッケージに印刷している。これって、海賊版ですと言っているようなものでは?
海賊版DVDの中身は、日本で放映された番組を録画して、そのまま収録したもの。元手はほとんどかからないので、たとえ正規版の10分の1の価格で販売したとしても、1本でも売れたら中国の1カ月分の平均給料分は稼げるだろう。やってる人達、羽振り良さそうだなぁ。。
著作権つきの音楽をダウンロードしたファイル共有ソフトユーザーが提訴されるといった極端な締めつけには反対だが、組織的に海賊版を大量に生産する業者は取り締まらないと、どんどんエスカレートしてしまい、DVDのほとんどが海賊版で埋め尽くされてしまうかもしれない。中国ではCDの9割が海賊版という調査結果も出ているし、、、。
海賊版は海賊版でも、日本では香港の海賊版業者よりも、ほんの少しだけ頭を使った事件があった。手塚治虫の人気漫画「ブラック・ジャック」の未収録作品を無断で集め、「26巻」を作って販売したというものだ。この単行本に収録された作品は、いぜん雑誌には掲載されたが、読者に不快感を与えるなどの理由で、単行本には収録されなかった作品10話だという。書類送検された東京都内の会社員は、これらの未収録作品を雑誌から盗用してパソコンを使って製本、ネットオークションに出品した。ファンの垂涎の的となったこの激レア作品、なんと1冊は10万円で売れたという。
買った人はよほどのBJオタなんだろうなぁと思っていたら、復刊ドットコムでもBJの単行本未収録作品を復刊してほしいというリクエストが出ており、大勢の人が作品の内容までを覚えていることに驚いた。さらに、「手塚治虫考察録」というサイトでは、最初から第70話までのあらすじが紹介されている。すごい!未収録作品の「指」、「植物人間」、「快楽の座」のあらすじも読めるので、読んでみると改めて手塚治虫の凄さを実感。
復刊を期待する「俺だ」さんのコメント:
これらが単行本未収録だったんですね。ちょっと前に未収録を自作して第26巻としてオークションに売っていた人がいましたね。(著作権法?で逮捕されたと思ったが)。こういう事が起こらないようにぜひ復刊してもらいたいですね。
Technoratiについて、ヌーベルブログに書いたコラムが今日掲載された。いま、Technoratiで把握しているブログは350万。2カ月でブログが110万も増えた計算になる。
6月、『インターネットマガジン』にTechnoratiの仕組みについて書いたときは、ちょうど未来検索 livedoorがローンチされた頃だったと思う。そのときには、まだインデックスされた記事があまりなかったけど、さっきチェックしたら記事件数が約780万件にまで増えていた。こちらも、たった数カ月間で、ものすごい伸びだ。
Technoratiは、過去7日間分の記事しかインデックスしないけど、未来検索はそれより前の記事も保存しているのだろうか?ためしに検索してみたら、数カ月前に書かれた記事も出てきた。
いろいろ検索するうちに、 Metamorphose にTony Allenが出ることを発見!The Orbにアフリカ・バンバータも来るなんて行かなきゃダメだと言われているようなもの。でも、でも、土曜日仕事なんだよなぁ〜(ため息)。ところで、朝霧JAM04にはマイケル・フランティも来ると書かれているけど、これホント?ダーティーダズン、アジアンダブ、ROVOなど面子凄すぎ。轟音レイヴの予感。。
ASIAN DUB FOUNDATION / AUDIO ACTIVE / BUCK 65 / DIRTY DOZEN BRASS BAND / DRY & HEAVY / LCD SOUNDSYSTEM / MICHAEL FRANTI and SPEARHEAD / MOGWAI / OOIOO / PATTI SMITH / RON SEXSMITH / ROVO / SOUNDTRIBE SECTOR 9 ...and more
横浜美術館で開催中の『ノンセクト・ラジカル 現代の写真III』で、あるひとつの展示が直前で中止された。REALTOKYOの小崎さんのコラムに詳しいが、その作品とは、手足を動かすことができない重い障害を持った男性の自慰行為をビデオに収めた高嶺格(たかみね・ただす)の『木村さん』という作品。局部が映っているため、法に触れる可能性があることを考慮し、展示を取りやめたという。
小崎さんのコラム:
「画竜点睛を欠きましたね」。担当学芸員の天野太郎は、僕の質問を待ちもせずに開口一番こう言った。僕もそう思う。『木村さん』はたった9分の小品で、登場するのは一級障害者である木村さんと高嶺だけ。それも高嶺は、目と手と声だけである。だがそれだけで、戦争や差別や支配被支配をテーマとした他の作品と十分に拮抗している。いや、個人の内面の奥深くにある強い衝動に踏み込んでいるという点で、表面的には外部をテーマとする他の作品と一線を画し、それらとの相乗効果を期待しうる作品であるとも言える。作品の質の高さもさることながら、「画竜点睛を欠く」というのは主にそういう意味だろう。
何をアートとするのか、その作品が本当にわいせつなのかは判断基準が分かれるところだが、個人的には、ダムタイプのパフォーマーであり、『God Bless America』ほか身体表現を使ったユニークな作品を作っている高嶺さんの展示は見たかった。いぜん、NYのニューミュージアムで見たアンドレアス・セラーノの『ピス・クライスト』、ブルックリン美術館で展示されたダミアン・ハーストの”牛の輪切り”を一瞬思い出したが、この作品はそうした衝撃的なアートとは一線を画したものなのだろう。NY在住の野田正明さんに言わせると、センセーショナリズムで話題性を呼ぶのもアーティストの戦略ということだが、今回は作品を見せないことで逆に注目を集める形となったかもしれない。
余談だが、シアトルの友人が自宅介護の仕事をしており、自殺未遂の若い男性の介護をしていたときの話を聞いた。両親は裕福で本人も賢く知的な子どもだったが、16歳か17歳の頃に橋から飛び降り自殺をはかり、半身不随になったという。手が動かせないので、やはり自分ではできない。何週間か経った頃、彼女に自慰行為の手伝いを頼んだそうだ。彼女が言うには、もしそういったことを頼まれたらすぐに上司に連絡するように言われていたので、連絡したら翌日から担当が変わったという。そのときの彼女の浮かべた複雑そうな表情を、いまでも覚えている。
その話を友人にしたところ、障害者の性について書かれた本『セックスボランティア』のことを教えてもらった。オランダやデンマークでは性のお世話をする人のための予算が組まれており、政府が利用者に補助金を出したり、社会的にも認知されているという。考えてみれば当たり前の権利。日本ではタブー視されている分野だけに、こうした制度の確立には時間がかかるかもしれない。
先日、インフォテリアの平野さんの家に行った。シリコンバレー在住の外村さんがちょうど日本に来ていたので、以前シリコンバレーに住んでいた人+熊本つながりの飲み会があったのだ。詳しくはココに書かれている。飲み会の名前の由来は、知りません(笑)。
何が楽しかったかというと、熊本ローカルのテレビCMソングの大合唱。「泉の広場で、会〜いましょうと、あなたの言葉を思い出す。最後のバスはもうすぐ出るのに、いつまでも、いつまで〜でも、センタープラザ♪」なつかしいーというか、私が子どもの頃にやっていたCMをいまだに流し続けていることに驚愕する。ほかにも、あんなにたくさんのCMソングがあったのかと、それを毎日のように聴き続けていると何年経っても忘れないのかということに新鮮な驚きがあった。でも、改めて歌詞を考えてみると、意味が分からないものが多いのも、CMソングの特徴かなあ。。

ほかに平野さんの家に行くのが楽しみなのは、容子さんの手料理。どうやったらあんなに美味しく作れるのかなあと思うほど美味しい。それに、銀座にある熊本館(?)で買ってきた豆腐の味噌漬け(名前忘れた!)なるものが、とても美味しかった。
あと、平野さんが中国土産で買ってきた「百年の孤独」のコピー、「百年孤独」の味は強烈だった。この味は、飲んでみた人でないと分からない。とにかく表現できないほどまずかった!しかも、外箱の説明には、名前の由来が「香港、マカオの返還を記念して〜」うんぬんと書かれているし、怪しさ炸裂。ここまで来ると、これは単なる模造品ではなく、創造性は加味された派生製品なのか、反骨精神あふれるパロディ作品なのかと思わせるほど。というのは冗談だけど、こういったコピー品、中国にあふれているんだろうなぁ。。おそるべし、中国。

友達のTrevが撮った日本の写真。新聞を読んでいる老人や街角の何気ない1コマなど、日本人が気づかないようなシーンをうまく捉えている。こうして日本の風景を見ていると、神社仏閣は美しいけど、市街地はほんとに汚いなぁと思う。どぎつい色のネオン、看板、ポスターに、人が埋もれている感じがする。
『Everything TypePad』のAnil Dash氏の書き込みで知ったのだが、風刺ニュースサイト『The Onion』の記事によると、セキュリティ上の懸念からブッシュがCIAに個人ブログの停止を要請されたとのこと。
この記事はもちろんパロディなのだが、なかなか面白い。まず、使っているブログはTypePadという設定で、わざわざ架空スクリーンショットまで掲載している。そこには、ゴルフクラブを持ったブッシュの写真、「iPodでいま聴いている音楽」に掲載されたブリトニー・スピアーズの写真、そしてブッシュの馬鹿さ加減をさんざんコケにしたような書き込みが満載。
しかも、記事文中で使われたブッシュのブログ 「PrezGeorgeW.typepad.com」は、記事が登場したときには存在しなかったが、 Andy なる人物がその後TypePadで「PrezGeorgeW」を登録(ただし、無料トライアル版!)。現在、「George's Blog」として運営している。彼は、自分で書くのは時間がないので、書き手のボランティアを募ったところ、多くの候補者が現れている。
パロディ・ブログは、グーグル・ブログがいぜん話題になっていたが、今度も盛り上がるのだろうか!?

Think the Earthの「地球レポート」に、サンフランシスコのソーシャル・エンタプライズであるジュマ・ベンチャーズの記事、ビジネス的手法で社会問題の解決を模索する「ジュマ・ベンチャーズ」を執筆させてもらった。
現在、ジュマの事務局長を務めるJim Schorr氏の言葉:
「私は、根っからのビジネスマンだと思います。だからこそ、ソーシャル・エンタプライズの可能性に興味をもったのです。社会問題の解決とビジネスという2つの分野は、これまでは別々のものと考えられており、本当にそれを統合することができるのだろうかと疑問もありました。だからこそ、ビジネスマンとして、このアイデアに惹かれたのです」

ジュマのスタッフにはみんな、新しい分野を切り開いている人達特有の輝きがあった。とても楽しい取材だった。
ちなみに、次回の地球リポートは9月にアップされる予定で、『dialogue in the dark』という真っ暗闇の空間を、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の展覧会に関してだそうだ。9月までやっているとのことなので、ぜひ行ってみたい。
TTEスタッフの原田さんから:
私も先日行ってきたのですが、ほんとうにまっくらな空間の体験は、たくさんの発見がありました。もしまだ未体験でしたら、オススメです。『dialogue in the dark』は、9月4日まで青山の梅窓院というところでやっています。完全予約制なので、下記URLをご覧になって、行ってみてくださいね。
http://www.dialoginthedark.com
○ニュース&レビュー海外編
(NIKKEI NET ITニュースメール 8/3/2004掲載)
先週、ついにグーグルのIPOオークションサイト(http://www.ipo.google.com)が開設され、全米中で大きな話題となっている。しかし、同社のIPOは明るい話題だけではなく、ヤフーの子会社との訴訟問題などいくつかのリスク要因も懸念されている。また、検索技術の開発に注力しているマイクロソフトが新たな検索エンジンを披露したニュースもあった。グーグルにとってはマイクロソフとヤフーと、検索エンジンおよびキーワード連動型広告分野での激しいトップシェア争いの幕開けとなる。また、ラスベガスで開催されたセキュリティー関連会議「ブラックハット」では、RFID技術に関するセッションが注目を集めた。ICタグが日常のあらゆる分野に浸透するなか、RFIDシステムのセキュリティー保護やプライバシーガイドラインの浸透が重要となるだろう。(長野弘子/ITジャーナリスト)
■グーグル、IPOにリスク要因あり?(7/28 InternetNews.com)
新規株式を販売するためのオークションサイトを開設し、IPOを目前に控えたグーグルだが、同社のビジネスモデルの根幹を揺るがす大きなリスクが浮上している。それは、収益基盤を支えるキーワード連動型広告に関して、競合企業のオーバーチュア・サービシスがその特許を主張してグーグルを提訴していることだ。
2年前に提訴されたこの訴訟は、米カリフォルニア州北部地区連邦地裁で審理が始まろうとしており、判決によっては賠償金を支払うか、ライセンス契約を結ぶ必要がある。さらに、ライセンス契約を結べない場合には、最悪の事態としてアドワーズの一時停止といった危険性もある。
グーグルのIPO公開株価は現在108〜135ドルに設定されており、久々の大型IPOに市場の期待は高まっている。しかし、グーグルは人気ソーシャルネットワークサイト(SNS)の「オーカット」のソースコードをめぐっても新興企業と係争中であり、これらの進展状況によっては株価の動向に影響が出ると懸念する慎重派も多い。この裁判の判決が、IPOの動きに大きな影響を与えることは間違いないだろう。
■MSの検索、ウェブとローカルPCの垣根を超える(7/29 ロイター)
マイクロソフトのポータル部門MSNは、自分のコンピューターとウェブの両方を検索できるツールのデモを初披露した。この技術は、ワードやエクセルファイル、電子メールに関わらず、ハードディスク内のすべての文書の検索ができるもので、ウェブ検索も統合している。同社は、ウィンドウズの次期バージョンである「Longhorn」で同検索エンジンを提供すると見られていたが、Longhornより前に提供される見込み。
アップルコンピュータの次期OS「Tiger」でも同様の検索機能が組み込まれており、ファイル形式の壁、ローカルPCとウェブの垣根が無くなりつつある。また、MSNはグーグルの「グーグルニュース」に対抗し、主要ニュースサイト4800からニュースが検索できる「MSNBC Newsbot」のβ版も立ち上げた。検索機能の向上や、グーグルニュースとの差別化が今後の課題となるだろう。
■ICタグ、クラッカーの未来のターゲットに?(7/29 フォーブス誌)
先週ラスベガスで開催されていたセキュリティー関連会議「ブラックハット」では、増え続ける無線ICタグが、個人のプライバシー保護上の懸念だけでなく、企業のセキュリティー上も問題があることが指摘された。すでに多くのICタグが物流システムでは利用されているが、ICタグに記録された商品のID情報を書き換えることは、技術者にとって難しいことではないという。
これまでRFIDリーダーライターが高価だったこともあり普及していなかったが、今後は低コスト化とソフトの規格化により、リーダーライターとソフトを使って店舗のICタグ情報を安い値段に書き換えるといった犯罪が増えてくると予想される。RFIDシステムにおけるプライバシー保護対策とセキュリティー技術の開発が、RFID普及のカギを握っている。
■米政府も体内埋め込み型タグを検討(7/28 CNET)
米食品医薬品局(FDA)は、体内埋め込み型のICチップを用いて、病院が患者の診察や、医療スタッフの管理に役立てることができるかに関する最終調査を開始した。このICチップは、メキシコの連邦検事長と160人の検察局職員が腕に埋め込んでいるものと同じ米ADSの子会社ベリチップ製。
1.1センチのICチップに同社のリーダーを近づけると、無線でデータベースに登録されたID番号と照会し、サーバー室などの特定の部屋に入室することができる。同社の基本技術は、数年前から動物でも利用されており、技術面ではすでにFDAはベリチップを承認している。
今回の調査はプライバシーに関するもので、ベリチップを用いることで、個人情報や機密情報が漏れる危険性はないかを審議する。メキシコ以外にも、イタリアでは今年4月から医療業界で6カ月間のICチップ実証実験を開始しており、世界的なトレンドとなりつつある。導入前の慎重な調査を期待したい。
CNET Japanの特集記事、第1回:ネットオークションが突きつける知的財産権への課題を執筆させてもらった。ビジネスソフト、ゲームソフトなどの不正コピー商品、偽ブランド品の販売が、ネットオークション業界では深刻な問題となっている。この特集では4回にわけて、オークション運営者と権利者との取り組みについて書く予定。
オークション運営者に話を聞いたが、大手3社のヤフー、ビッダーズ、楽天は、足並みをそろえて知的財産権侵害物の出品を防ぐ努力を行っているとのこと。運営者側にとってみては、対応が遅れて自社に不正コピー商品の出品が集中したらたまらないことになるだろう。しかし、締め出された出品者が小規模のオークションサイトに流れて、アングラ化するサイトも出てくるかも?来週は、ACCSに取材に行くので、そこら辺も聞いてみよう。