October 06, 2004
GarageBandとクリエイティブ・コモンズの可能性
Hotwired Japanに、『Free Music Culture〜音楽を創り、共有する楽しみ』が掲載された。「02. GarageBandとクリエイティブ・コモンズの可能性」と、それ以降の記事(来週掲載の予定)を執筆させてもらった。
GarageBandは本当によくできたソフトで、ミュージシャンでなくても、音楽を作る喜びみたいなものを感じることができるのだが、それ以上に、それを共有するコミュニティの存在が大きいと思う。これらのコミュニティの多くはクリエイティブ・コモンズ(CC)のライセンスを採用している。共有することをベースにしたCCライセンスの最適な利用例だといえる。
CCのオフィスは、スタンフォード大学のロースクールが入っている建物の地下にある。それほど広くないオフィスには、エンジニアの学生達が入れ替わり立ち替わり入ってきて、CCライセンスを画像や映像に埋め込むプラグインのα版やβ版を試したり、議論しあっていた。

(CC事務局長のグレン・オーティス・ブラウン)
クリエイティブ・コモンズ事務局長のグレンとのランチのときに聞いた話だが、最近は大手企業などもCCに興味をもって、話を聞きに来るそうだ。「レッシグ教授の威力だよ」と言っていた。寄付なども、教授のネットワークでいろんな財団や著名人から好意を得ているそうだ。
グレンは、ハーバード大学ロースクール出身のエリートで、CCの仕事には生き甲斐をもっているが、スタンフォード大学のロースクールは西海岸で皆のんびりしているところに少し不満をもっている。彼は「ハーバードのロースクールでは、学生は夜中の2時や3時までキャンパスに残って、法律について熱く議論しあっていた。でもこっちでは、皆すぐ帰ってしまうんだ」と言っていた。たしかに、年中天気はいいし、ついサーフィンしたくなる気候であることは確かだ。東京から西海岸に仕事で引っ越した友人2人とも、いまサーフィンにハマっている。ちょっとうらやましいかも。
ちなみに、グレンのお父さんは、CIAで働いていたそうだ。お父さんのことをすごく尊敬しており、彼のオフィスの壁には、CIAの在職証明書(?)みたいなものが掲げられていた。驚いたと同時に、米国ではCIAやFBI職員がけっこう多いんだなぁと実感。具体的にどんな仕事をしていたのか、今度聞いてみたいところだ。

(証拠写真!)
September 05, 2003
blogな人とblogな会社
HOTWIRED JAPANのMatrix vol.029/May.2003年blogger.comの開発者である エヴァン・ウィリアムスへのインタビュー記事『blogってどうよ?』(聞き手:長野弘子)http://www.hotwired.co.jp/matrix/0305/index.html を読んで鮮烈な印象を受けた。このインタビューの中で彼は『私自身は、ブログに関してあまり厳密な定義をもっていません。ありとあらゆるジャンルのトピックをウェブで公開するための柔軟なフォーマットであり、多様で幅広い性格をもつため、ブログの明確な定義を定めることは困難です。強いて言えば、日づけ順に頻繁に更新され、特定の記事やウェブサイトへのリンクを掲載している特定のフォーマットです。重要な点は短い文章が時系列に掲載され、一番新しい情報が一番上に表示されるという点です。』blogありきの考え方ではなく、発信する情報やコンテンツがあって、それにふさわしいツールとしてクールにblogの定義を説明している。このインタビュー記事において同氏は、blogによってたとえ情報が氾濫しようと、読まなければ良いとしているのも興味深い。また、単なる個人的な日記や日常の趣味の世界を発信するツールだけではないことも明言している。
September 01, 2003
Blogってどうよ?
Hotwired Japanの「Matrix」向けに
『Blogってどうよ?』という記事を書きました。
グーグルに買収されたパイラのEvan Williams、『Weblog Habdbook』の著者であるRebecca Bloodなどを取材しました。シアトル、サンフランシスコ、ニューヨークと回ってきたけど、どこでもBlogは盛り上がっていました!
Rebeccaの旦那さんは、 Infosiftの編集者であるJesse James Garrett氏。お二人とも、
とても素敵なカップルでした。彼らは、おそらくBlogを通して出会い、結婚にいたった初めてのカップルでしょう。
January 30, 2003
独立系オンライン・メディアの台頭
http://www.hotwired.co.jp/matrix/0301/

米国は、とくに9・11テロ以降、対テロ戦争、京都議定書からの離脱、国際刑事裁判所(ICC)の設立条約発効への反対、弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約からの一方的離脱など、ユニ・ラテラリズム(一国主義)による支配の動きを一層強めています。こうした動きに対抗するため、水面下で起こっているオンライン・メディアの動きを探ってみました。
Indymediaの取材をして、ほんと日本でもこんなメディアできないかなあ〜と思い、いろんな人に相談してみたのですが、やはり日本の場合は信頼性のないメディアとして受け取られかねないので、難しいそうです。
でも最近は、パブリックアクセスでの番組放送を目指す市民メディア、市民ディレクターなども増えてきていますし、日本には日本のやり方が生まれて来ているのかもしれません。
September 01, 2002
GQ-01: ネットビジネス・最前線インタビュー
バブル景気の真っただ中にあるサンフランシスコでは、毎晩どこかでドットコム企業のパーティが繰り広げられていました。そんなパーティマニアに打ってつけのサイト「Evite」、情報の洪水に翻弄されるインターネットの世界に「専門ガイド」で秩序をもたらしてくれる企業「About.com」など、さまざまなネット企業を取材しました。そのインタビュー記事です。
第1回 drugstore.com/Peter Neupert社長兼CEOインタビュー
第2回 encoding.com/Martin Tobias秩序大臣インタビュー
第3回 Qpass/Chase Franklin CEOインタビュー
第4回 InfoSpace.com/Naveen Jain会長兼CEOインタビュー
第5回 Activate.net/Jeff Schrock CEOインタビュー
第6回 Monster.com/Jeff Taylor CEOインタビュー
第7回 About.com/Scott Kurnit会長兼CEOインタビュー
第8回 Rare Midium/Glenn S. Meyers会長兼CEOインタビュー
第9回 Deja.com/Tom Phillips社長兼CEOインタビュー
第10回 Evite/Josh Silverman CEOインタビュー
第11回 MyPoints.com/Steve Markowitz CEOインタビュー
第12回 Organic/Jonathan Nelson共同創設者インタビュー
第13回 OneMediaPlace/Jerry Machovina CEOインタビュー
第14回 iClips/Michael Diamant創設者インタビュー
第15回 ScreamingMedia/ケビン・クラークCEOインタビュー
社会に貢献するウェブサイト
Hotiwired
EC-07: ECO+Net インタビュー
01: バナー広告をクリックするだけで「寄付」ができるウェブサイト「GreaterGood.com」
http://www.hotwired.co.jp/ecowire/econet/010130/
シアトルのダウンタウンにある会社です。オンラインショッピングの売上やバナー広告による売上の一部を様々な慈善団体に寄付することで、ユーザー側からはお金を一切受け取らないデジタル慈善事業サービスを提供している企業のはしり。
口コミで圧倒的なユーザー数を伸ばした同社は現在、飢餓で苦しむ人々に食糧を提供するサイトや森林を守るサイトなど多種多様なサイトを提供しています。
02: 環境問題ニュースを配信するエンバイロンメント・ニュース・サービス
http://www.hotwired.co.jp/ecowire/econet/010327/
遺伝子組み換え食品から地球温暖化まで、私達を取り巻く環境問題は、日常生活を送るうえで誰もが避けては通れない深刻な課題になりつつあります。こうしたニュースを世界中から集めて配信している独立系の環境ニュースサイトが、ワシントンDCに本社を構える
Environment News Service (ENS) です。
取材で盛り上がって、「日本の情報を送って!」という話になったんだけど、その後、話をいろいろ聞いていたら、1本50ドル以下との話だったのでやめました。いまはもっと条件よくなっているかもしれません。それでも、彼らの情報網はすごいです。OneWorldにも記事を配信しています。








