October 28, 2004
新潟震災とマスコミ報道
新潟震災では、余震と寒さに震えながら避難所で不自由な生活を強いられている人々に心が痛む。テレビの報道だけでは現地で何が起こっているのかさっぱり分からず苛立ちを感じていたが、そんななかでブログが大きな力を発揮している。マスコミの報道では分からない事実が、現地にいる人々の目を通してどんどん伝わってくる。
たとえば、「新潟震災ボランティア日記」の「マスコミ報道陣への憤り*必要な物資について」から:
そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。 小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、 救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、 ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、 報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、
当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経も
さっぱり理解できません。
この記事のなかで、マスコミは被害や地震情報を伝えるだけで、現地の人々が本当に何を求めているのかをまったく報道しないと批判している。「いま必要なのはカイロ、また紙オムツ」と書かれていたが、この声に応じて、「iMacと竹笛のゆらめき」さんが、3つの紙おむつメーカーと、「ホッカイロ」の「白元」の支援を調べてくれた。
ほかにも、はてな義援金窓口が開設され、すでに100万円の義援金が現地に送られた。以前だったらテレビで義援金の呼びかけをして、その後はそのお金がどこに送られ、どう使われたかがよく分からなかった。しかし、こうしてブログで振り込み証書の写真が掲載され、現地の人々の生の声が直接入ってくると、1人1人が直接現地の人とやり取りしているような連帯感が生まれる。
マスコミは、こうした現地の人々やブロガー達の声を無視して偏向した報道を行うことが、もはや無理な状態だと早く気づいたほうがいいだろう。ブログでマスコミ批判が高まると、マスコミも報道のやり方、現地の人との接し方を変えざるをえなくなる。たとえば、現地の店での食料の買い占めをするのとは逆に、東京から食料や物資を持って行くとか、救援スタッフの邪魔になるような駐車はしないとか、もし時間が少しでも空いたら手伝うとか、相手を思いやる姿勢が少しでもあれば、ここまで反感をかわずに済むだろう。事件や災害が起きるたびに報道姿勢への批判と不信感がつのっていくことに対して、報道のあり方を見直し人々の声を真摯に受け止めるべきだと、自分自身への戒めも含めて思った。
その他の新潟震災サイト:
新潟中越地震「現地発」情報 地域別整理blog
「現地発」情報グループ
新潟県小千谷市ボランティアセンター情報








